リフレッシュ アっ晴゜の日々 2012年11月25日 今日は休み 来月は掻きいれ時ということで今月最後の休みを満喫した 街から離れ自然の中でのんびり贅沢に そういえばよく瀬戸内の海でのんびり過ごしたなぁ 小さな灯台の下でボーっとしたり 浜辺に寝転んで昼寝したり 海で料理するのも楽しい 最近はバタバタなうちに毎日が過ぎていくけど 頑張った息抜き 気分転換に帰る場所 昔では無く、今を生きているけど変わらない物は幾つになっても変わらないまま 自然の中で季節に触れて、幸せなこの時間に感謝する PR
アっ晴゜の いのしし 初物 2012年11月24日 先日あか牛のことを書いたが11月も末、うちで期間限定として扱う人気食材のひとついのしし肉そう、一年の内の寒くなったこの時期だけの「しし肉」を使うのだが今年もその時期がきた確かに毎日寒い馴染みのない方、昔にどちらかで召し上がられた印象で苦手とされる方などには毛嫌いされることもあるかもしれないが、素材の適切な下処理、熟知した調理によってやはり高級と呼ばれるだけの食材である事は味をもって実感出来るうちで扱う食材の中で言うと「すっぽん」もその部類に入るだろうもちろんこれらの食材もすべて大阪時代から付き合いのある国内屈指の専門業者から引きこちらの気持ちは言わずとも知れた仲であるからとびきり物も良い師匠のおかげで季節毎のあらゆる食材をみっちり扱わせてもらったから食材によって季節の移り変わりを身をもって感じる初物を迎える時の調理場内でのワクワク感はこの仕事の楽しみのひとつだ
木彫り職人 アっ晴゜の日々 2012年11月23日 先日流木で彫った“ソイ”を送って下さった北海道時代のお客さん 今月発売のルアー専門誌“ギジー”にその方の特集が全カラー4ページにわたって組まれた 昔からご活躍されているのだが、釣りブームの到来で活動範囲は更に広がり今では全国区に こちらに居ながらこういう形で再会出来るのも嬉しくてすぐに書店へ走った ロングインタビューや解説、個展での出来事など盛りだくさんな内容で変わらぬお人柄に微笑んだが 先日お亡くなりになった奥さんも発売日を楽しみにされていただろうなと思い切なくなる 本当に素敵なご夫婦だった
鰆(さわら) アっ晴゜の日々 2012年11月22日 相変わらず魚が多くない状況 今日は久々に鰆をゲット 鰆とは“さかなへんに春”と書くが、寒い頃の鰆は脂がノって格別に旨い 今日の鰆も5キロ超え、鮮度も良いから勿論刺身でいけるし焼き物でも最高 腹の切り口は、まるで白い大トロみたいで霜降りになりながら輝いていた
北海道からの知らせ アっ晴゜の日々 2012年11月21日 北海道時代 今想えば楽しい思い出だが、北国での経験があったからこそ今もこの仕事が出来ている 師匠はセンスが良く腕も立ち、すごく物知り そんな師匠は中学を出ると関東の老舗寿司割烹に従事、そこで板長まで上り詰めた後、関西の由緒正しい店の板場に入る 自分が知り合った頃はちょうどその店の煮方(味付け)ポジションに昇格する時で、大阪ミナミでも1,2と言われる程の若き料理人であった 六畳ちょっとの店の住み込み部屋には修行先という垣根を超えて同じ志を持つ者同士が集まっては毎晩夢を語り合う。 メンバーには「包丁一本 サラシに巻いて~♪」の歌にもなった割烹ふじよしで当時修行していた兄弟子の新田さんや 当時どんどん大きくなっていた喜川系、吉兆などとにかく関西上方割烹の世界をこれから背負って立つ者達が夜通し遊び、熱心に料理の研究をし、喧嘩もよくしていた。 そんな暮らしの中、師匠が地元北海道に帰ることを決めた 満を持して店を構えることになったのである それについて行き北海道での厳しくも楽しい暮らしがスタート 師匠は仕事になると恐ろしくて、周りが見ていて涙を流すほど叱られたりもしたが本当に弟の様に良くしてくれた 常連さんの中にいつもそんな自分を見守ってくれているご夫婦がいらっしゃり、カウンター越しの僕を見て 「叱られるのは嬉しいことだから頑張って」と励ましてくれ勇気付けてくれていたのだが、先日奥さんが亡くなったと連絡があった どこの馬の骨ともわからない生意気な僕をファミリーのように受け入れてくれ、可愛がってくれた北国のみんなに何のお礼も出来ないままの自分に来た悲しい知らせ 来年こそは遊びにいきます…毎年そう言いながら実現させぬまま年月が経つ 悲しい別れに沈んでいたそんな自分の元に荷物が届いた 荷物を開けると、気丈に振舞う旦那さんからの手紙 そしてその木彫りアーティストである旦那さんの作品が ソイ 北日本で幻とも言われるほど高級魚 そのソイが流木に彫ってあり、店に飾ってくれ 繁盛を願うとあった 来年こそは行けたらいいな ご夫婦には本当にお世話になったのに…